夜になり、ラブの腹が張って、苦しそう。
部屋中を歩き回って、突然バタッと横になる。
そして、すぐにまた歩き回り、バタっと横になるの繰り返し。
お腹を触ると、熱が高いのがわかる。
ぐったりしている。
水を飲まない。
お腹をさすると仰向けに寝て、じっとしている。
安心するのだろうか。
しばらく撫でていると眠ってしまう。
でも寝たかと思い、その場を離れると、すぐに移動。
他の場所で横になる。
そして、私のところに来て、鼻で足をつつく。
そして「どうした?」と話しかけると、じっと見つめる。
頭をなでると横になり、そのまま仰向けに。
お腹を撫でて欲しいのかなと撫でると、じっとして、目を閉じる。
今日はその繰り返し。
ドライフードは少量しか食べようとしない。
とうとう、朝以外も食欲がなくなってきたみたい。
試しに白ご飯にヨーグルトをかけて食べさせる。
これは食が進むようだ。
まだ食べたがったが、あまり一度に食べると、吐くのではないかと思い、「また明日ね」と声をかける。
そして夜になり、ピアノの足元でぐったり寝ているのを発見。
お腹が異常に膨れている。
そして熱い。
そういえば、便も尿もでていない。
腹水がたまっているのだろう。
どうにか出してあげる方法はないか。
そう思いながらお腹をさすり続ける。
そのうち、首に力が入らなくなり、抱き上げようとしても首がダランと垂れる。
「まだダメ。まだ逝かないで。起きて!寝ちゃダメ!」と号泣。
目は焦点が合わず、瞬きもせず、どこを見ているかもわからない、動きもしない。
そして、とうとう目を閉じてしまった。
「いや!いや!まだ逝かないで。」その叫びに、目を開ける。
でも眼球は動かない。
家族全員で体のいたるところをなでる。
「まだ明日があると思ったから、ヨーグルトは明日って言ったけど、明日がないかもしれない。上げとけばよかった。」
と泣きながら母に言うと、
「今、上げたらダメかな。」と母。
「最期に一口だけでも」と。
私もあんなに欲しがっていたのだからと、賛成。
すぐにヨーグルトを用意して、母が掌に乗せ、口元に差し出した。
すると、ラブは一ナメすると、ダランと力をなくしていた頭を持ち上げ、一気に舐めた。
そして催促。
あっという間に大さじ5杯程度のヨーグルトを食べた。
その後、まだ欲しかったのか、ヨロヨロと立ち上がり、台所に歩いてきた。
奇跡。
そう思った。
そして、まだ生きていてくれる。
それが嬉しかった。
私はまだ見送る覚悟ができていない。
すぐに取り乱してしまう。
ラブはそれがわかっているのか、まだ頑張ってくれている。
そのラブに感謝。
その後、少し元気を取り戻したようなので、ハウスの前まで抱いていき、降ろすと自分でハウスに入った。
もう階段を自力で登ることはできなくなっている。
昨日まではどうにか自分で登れていたのに。
こうやって弱っていくのか。
ラブと私たち家族に明日がありますように。
かすかに抱いていたわずかな希望、「血液検査そして手術」は
諦めるしかなくなった。






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